生理痛にも効く「甘草(カンゾウ)」
ハーブティの世界でも「リコリス」としても有名な甘草。
漢方の世界でも、最も数多く、7割近くの薬方に配合される生薬として有名です。
中国の砂漠で天然物の自生している甘草を見たことがあるのですが、感動しました。マニアックですね(笑)
さてこの甘草、身近な所だと甘味料としてたくあんや醤油、味噌、たばこ(!)に使われたり、グリチルリチンという成分を抽出して医薬品として使われたりもしています。
味は名前の通り、甘いです。
その甘味によって、緩める働きや氣を補う働きがあります。
ウチでも半数以上の方の漢方薬に配合されていると思います。
現代の方は、食品添加物やストレスで、体や心の過緊張状態が続いているんでしょうね。
珍しい使い方としては、甘草のみを煎じて生理痛や腹痛の痛み止めとして使うこともあります。
痔(ぢ)の場合、煎じた液を患部に直接つけると痛みが一瞬で治まるんです!!(経験済みです…。ぢ主の方は一度お試しあれ。)
ちなみに、内服用の時は「甘草湯(かんぞうとう)」と言いますが、外用の時は「忘憂湯(ぼうゆうとう)」と言います。
「憂いを忘れる」なんてネーミングセンスがありますよね。
確かにあの時は憂いを一瞬で忘れることが出来ました。。。
また、私は経験したことは無いのですが、塗ることによって皮膚がんが治ったという記録もあります。
スゴイですね!
どうですか?
少しは漢方生薬が身近に感じられましたか?
次の生薬も、乞うご期待!
(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)
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