漢方薬の不思議

今日の話はちょっと長いですが、興味がある方には面白いかもしれません。

漢方薬の中でも1.2を争う有名な薬が「葛根湯」ですね。
”ひきはじめの風邪に効く”や”妊娠中でも安全に飲める”などという
うわさが流布し、一躍有名になりました。

今日はその真偽は置いといて・・・

葛根湯は7つの生薬の組合せで出来ております。
【葛根、麻黄、生姜、大棗、桂皮、芍薬、甘草】の七味です。
葛根(かっこん)は葛湯などに用いるクズですね。
麻黄(まおう)は咳止めに数多く配合されています。
生姜(しょうきょう)は文字通り、ショウガです。
大棗(たいそう)はナツメですね。
桂皮(けいひ)はシナモンです。
芍薬(しゃくやく)は有名なことわざ「立てば芍薬、座れば牡丹」がありますね。
甘草(かんぞう)は人工甘味料にも使われています。

このように割りと有名な生薬から作られているのが葛根湯なんですね。

どうしてこんな植物の根っこや皮などを集めた葛根湯が肩こりや風邪に効くのでしょう?
実は現代の科学と言うものは進んでいまして
コレコレが効き目の成分だ!って言う事が分かっているんですね。

葛根はビューレリン
麻黄はエフェドリン
生姜はジンゲオール
大棗はビタミン類など
桂皮はシンナムアルデヒドなど
芍薬はペオニフロリン
甘草はグリチルリチン と言う様にです。

だからこれらの成分だけを混ぜてしまい
味も調えてしまえば美味しくて飲みやすく
効き目もバッチリな葛根湯が出来てしまうのでしょうか。。。


いいえ、実は出来ないんです!!


実際に実験をした方がいるんですが
これらの成分だけを混ぜても葛根湯の様な効果は出ないんですね。

不思議ですね~
現代の素晴らしい科学を持ってしても
葛根湯ひとつの薬理作用も証明できないんですね~

そもそも、そういう成分がどうとかという考え方が東洋医学には無いのでしょうね。
どこぞの会社の社長さんが漢方薬を分析するって言ってましたけど
考え方が違うんじゃないかなって思いましたね。

日本の伝統漢方医学が間違った方向に行かなければ良いのですが・・・

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