ぐっすり眠れず、疲労感でお困りの女性 60代

 自律神経失調症だという60代の女性からご相談を受けました。主訴は「ぐっすり眠れないため、日中に眠くなり疲れて困る。」というものです。

 おととしの夏から症状が出始めたようですが、寝付きは良いものの、2時ころに起きてしまい、その後は朝6時ころまでうつらうつらと熟睡できないご様子でした。全く寝た気がしないため、疲れが取れず、日中は眠気に襲われてしまうようです。また、寝ている間もずっと夢を見ている状態です。
 今年の2月にはジェットコースターに乗っているようなめまいと嘔吐を起こしてしまい、心配になりご相談に来られました。
 症状が出始めてすぐに病院に行き、デパス(精神安定剤)とムコスタ(胃炎・胃潰瘍治療剤)を飲んでいたようですが、体調は変わらず。鍼治療も受けたのですが、一時的に体調は上向きますが、すぐにもとに戻ってしまったようです。
 また、胃は慢性的に具合が悪くKM散(健胃消化剤)を服用中です。

●眠りの体質によっても、合う漢方は異なります

 この方のお話をお聞きして、漢方医学的な原因はすぐにピンときました。「水毒」です。
 水毒というのは字のままなのですが、水が多すぎたり、偏っていたりする状態のことです。
 「夢をよく見る」「眠りが浅い」「めまい」などは水毒が原因のことが多いです。
 漢方医学的なカウンセリングを行い、いくつかの水毒を整える漢方薬をお選びし、その後「氣功」でピッタリと体質に合わせていきました。
 水毒を整える粉薬を1種類、その補助になるカプセルと粉薬の合計3種類で漢方治療をスタート。

●すぐに効いても、焦らずに続けましょう

 2週間後…。朝までぐっすりと眠れる日が順調に増えてきました。1ヶ月後には、眠れない日は週に1回ほど。2ヶ月後には治ったように良い感じだと、嬉しいお言葉をいただきました(^^)。
 しかし、油断は禁物。氣功で診る限りでは、まだ4割ほどの氣のレベルです。きちんと最後まで体質改善をしてしまえば、再発もしにくいことをお伝えし、そのまま治療を続けていくことにしました。それから3ヶ月後にはお薬を半分に減らし、治療開始から1年3ヶ月で漢方治療を終了。
 その後は再発もなく、元気に過ごしているようです。良かったですね(^^)