身近なあの動物が漢方薬に。。。
今日は漢方薬の原料となる生薬の話です。
漢方薬は原料となる数種類の生薬を組み合わせて作られています。
少ないもので2種類、多いものだと20種類くらいの生薬が組み合わさっているものもあります。
また、漢方薬の原料となる生薬には大きく分けて植物と動物があります。
ほとんどの物は植物ですが、動物生薬の中には珍しいものも漢方薬として使われています。
少し紹介しますね。
中には気味が悪い生薬も出てくると思いますので、食事中の方は終わってからにして下さい・・・
まず一番有名なのは、紫雲にも展示してありますが
鹿の角「鹿茸(ロクジョウ)」ではないでしょうか。
まむし「反鼻、五八霜(ハンピ、ゴハソウ)」もすごく有名ですね。
他に紫雲でも良く使いますのが、牛の胆石「牛黄(ゴオウ)」です。
紫雲には、虎の骨「虎骨(ココツ)」なんてのも展示しています。
さて、少し深い感じになってきますよ。
蝉の抜け殻「蝉退(センタイ)」も漢方薬になります。
消風散(ショウフウサン)というアトピー性皮膚炎などに用いる漢方薬に配合されていますね。
他には、、、
シャ虫(シャチュウ)・・・みんなが嫌いなゴ○ブリです。
水蛭(スイシツ)・・・ヒルです。
犀角(サイカク)・・・サイの角です。
熊胆(ユウタン)・・・熊の胆汁、胆嚢です。クマノイなどとも言います。
牡蛎の殻やアワビの殻も使いますね。
色々あるんですね!
ひとつひとつの働きなどはまた別の機会に書きますね~
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