薬草見学の旅01

先日の連休を利用して、漢方生薬の見学に行ってきました。
初日は京都薬科大学の薬草園へ。


この薬草園では薬理作用のある生薬の他に、染料として使われる生薬や貴重な生薬も栽培していました。
パンフレットによると、「薬用植物をできるだけ自然に近い状態で栽培することを基本姿勢としており、その保有植物は1,200種に達する西日本でも有数の規模をもっています。」とあります。

期待できますね。

まずは、講義室に通していただき薬草園の概要をお伺いいたしました。


その時にいただいたパンフレットと名札です。
タラ葉に、枝で作ったペンで傷をつけ文字を書きます。インドでは紙が高価だった時代に多羅樹の葉に仏教の経典を書いていたそうです。
日本でも、この多羅樹に似た葉っぱをタラ葉と名付け、同じようにお経文を書いていたそうです。
平成9年に「郵便の木」としても指定され、中央郵便局の正面にも植わっているそうです。
切手を貼ればハガキとして送ることができるそうですよ。

素敵ですね。

一昔前にブームになった苦丁茶もこの葉の仲間ですね。


大黄。瀉下作用、清熱作用があり、下剤として有名です。


甘草。先日、記事にしましたね。

生に見えるこの2つの生薬は、特別な技術を用いて腐らないように処理してあるそうです。すごい!


いざ外へ。外は、温室、自然、栽培と分かれています。


釣藤鈎。こちらも先日、記事にしましたね。カギ形をしており、こだわり過ぎたりしてしまう引っかかりやすい人に良いと書きましたが、生育状況を見て驚きました。
植物自体も隣の木にからみついております。
本当に植物って面白いですね。


杜仲。杜仲茶の杜仲です。樹皮もそうですが葉も折ると糸をひくほど粘り気があり、お年寄りなどの乾燥に用いられます。


蓮。有名な蓮ですが、東南アジアでは茎の粘質から糸を作るそうです。仏像のショールとして使われるとか。
画像のように手作業で糸を編んでいくそうです。氣の遠くなるような作業ですね。


その後、温室へ。


沈香。香木の沈香です。熱帯の植物ですので温室でも栽培は難しいそうです。大きくならず樹脂も取れないので、沈香自体はつくれないそうです。


バニラ。薬用ではありませんが有名なバニラです。この実を乾燥させるとあの香りになります。

他に、桂皮(シナモン)などが栽培しておりました。


さて、畑へ。


黄芩。一緒に行った僕の師匠は感動していました。生薬としては青みがかった黄色が良いとされているのですが、この花の色がまさにその色だそうです。


当帰。一昨年に行った北海道では大量の栽培を見学させていただきました。
翌日に行った伊吹山では自生しておりました。婦人薬の妙薬です。


その他にも様々な生薬が栽培されておりました。



最後に室内で実際に植物で染めたストールを見せて頂きました。


素敵ですね。

この後、2日目、3日目へと続きます。

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